無添加ハーブソフト『PATHARAN』のロゴマーク。ネーミングは大昔在籍していた会社の先輩、コピーライター大椛さん。幸せを呼ぶという不思議な生物「ケサランパサラン」から、さっと一振りする手軽さを「パサラン」で表現。オーナーを投影して描いたイラストの少女が食卓に料理を運んだり片付けたり。いつの日か誰かの為に料理をする時に、この味が受け継がれていく・・・そんなメッセージを込めて妻が制作。2人からバトンを受け取り、ロゴタイプはモンセンの約1,400の清刷書体から1/10に絞り込み、出力した一枚一枚とイメージを照らし合わせ、140→50→20→最終候補の工程を経て「Orpheus Roman (1926年)」をご提案。碑文時代からある書体で、フランス革命の際に一度焼失後、20年を経て活字として復活。オーナーがハーブに出会って職業にするまでの過程と似ていたことが決定打となりました。書体選びはかなり集中力が必要ですが、迷った時は商品のコンセプトに立ち返れば、おのずと答えを導いてくれます。毎回不思議に思うことなんですが、結論、いい書体は生きています。最後に、翻訳を全面協力していただいた金井夫婦、この場を借りてお礼申し上げます。
ArtDirector:Keisuke Ienaga
Planner:Miwako Ienaga
Designer:Keisuke Ienaga
CopyWriter:Masashi Okaba
Translator:Ryuta Kanai / Satoko Kanai