佐賀県より、再発掘が開始した吉野ヶ里遺跡御朱印デザインのご依頼。日本全国にある弥生時代遺跡めぐり(吉野ヶ里遺跡鳥取県妻木晩田遺跡など)を行う際に、各県自治体ごとにそれぞれ御朱印を作成し、全国にアピールするというもの。

遺跡を表す甕棺をモチーフに篆書体の中から新小篆、説文小篆をベースに制作。

吉野ヶ里遺跡は、
歴史に思いを馳せる人々の夢や『浪漫』。

そして、
過去と未来をつなぎ、
日々の研究と情熱のバトンを託された皆さんが
今もなお、先人たちの想いを『継承』されています。

その吉野ヶ里遺跡を象徴する『浪漫』と『継承』。

それらを御朱印に込めました。

私も遺跡発掘資料室を見学させていただいたことがあるのですが、お話すればするほどその時の研究員さんたちのまるで少年のような純粋無垢な眼差しを思い出します。

結果、デザインもとても喜んでいただき、嬉しい限りです。

「ただの御朱印だけに留まらず、マークとして今後も色々な展開がしたいです!」のお言葉が非常に印象的で、皆さまの日頃の想いをカタチにできて本当によかったと改めて思いました。

佐賀県出身の私としても故郷に関するお仕事、今後も携わらせていただければ幸いです。
(親が喜ぶのです!泣)

Producer:Kinya Hosokawa
ArtDirector:Keisuke Ienaga
Designer:Keisuke Ienaga